こんにちは。ほうてん駅前整骨院です。今回は、梅雨時期に特に多く見られる「頭痛」について、その原因やメカニズム、そして私たちが行っているアプローチ方法についてお話ししたいと思います。特に、30代・40代の働く女性や、運動習慣の少ない方々に多く見られる「ストレートネック」や「姿勢不良」といった問題が、頭痛と深く関係していることをご存知でしょうか?

なぜ梅雨時期に頭痛が増えるのか?

梅雨時期になると、気圧の変化が頻繁に起こり、自律神経が乱れやすくなります。特に低気圧になると、体内の血管が拡張しやすくなり、脳の血管も同様に膨張します。この拡張した血管が周囲の神経を圧迫し、「血管性頭痛(片頭痛など)」を引き起こすことがあります。

また、気圧の変化だけでなく、湿度の上昇や寒暖差、日照不足などのストレスも加わることで、自律神経のバランスがさらに崩れ、筋肉が緊張状態になりやすくなります。その結果、首や肩まわりの筋肉が硬くなり、神経や血流を圧迫して「緊張型頭痛」を引き起こすこともあるのです。

ストレートネックと姿勢不良が引き起こす頭痛

現代人の多くがスマートフォンやパソコンを長時間使用しており、これによって「ストレートネック」になっている方が増えています。ストレートネックとは、本来緩やかに湾曲しているはずの頸椎(首の骨)がまっすぐになってしまっている状態を指します。

この状態では、頭の重み(成人で約5〜6kg)を首の筋肉や骨格でうまく支えられなくなり、首や肩に過度な負担がかかります。これにより、筋肉の緊張が慢性化し、血流が悪くなることで、緊張型頭痛が引き起こされるのです。

さらに、姿勢が悪いと、頭が身体の重心から前方に出てしまい、首・肩・背中にかかる負担が倍増します。このような状態が長時間続くと、首まわりの筋肉や神経が疲弊し、結果的に頭痛を感じやすくなります。

頭痛を引き起こすメカニズムを理解する

頭痛は単に「痛み」だけの問題ではありません。頭痛が起きる背景には、必ず身体のバランスの崩れや筋肉・神経系の異常が存在しています。

とくに女性は男性に比べて筋肉量が少なく、ホルモンバランスの変動も大きいため、自律神経の乱れやすさが顕著です。そのため、ストレートネックや猫背、骨盤の歪みといった「姿勢不良」があると、筋肉や関節、神経への負担が倍増し、慢性的な頭痛を引き起こす原因となります。

このような背景を無視して、市販薬などで一時的に痛みを抑えるだけでは根本的な解決にはなりません。まずはご自身の姿勢や生活習慣を見直し、原因を突き止めることが大切です。

インナーマッスルと姿勢の関係性

姿勢を支えているのは、表面的な筋肉だけではありません。むしろ、身体の奥深くにある「インナーマッスル(深層筋)」が、姿勢の安定や骨格の正しい位置保持に大きく関与しています。

インナーマッスルがしっかり働くことで、骨格が正しい位置に保たれ、過剰な筋緊張が抑えられます。反対にインナーマッスルが弱っていると、身体は代償的に表層の筋肉に頼るようになり、これが慢性的な緊張や痛み、さらには頭痛へとつながっていくのです。

当院で行っている施術とインナーマッスルへのアプローチ

当院では、頭痛の根本的な原因となる「姿勢の崩れ」や「インナーマッスルの機能低下」に着目し、症状改善のための施術を行っております。

まずは姿勢の分析を行い、お一人おひとりの身体のバランスをチェック。そのうえで、

  • 骨盤や背骨の調整
  • 筋膜リリースによる緊張緩和
  • インナーマッスルのトレーニング

など、症状や体力レベルに応じた施術を組み合わせて提供しています。

特に当院では、「インナーマッスルトレーニング」をメインに行っております。
「インナーマッスルトレーニング」は鍛えるのに道具は必要ありませんし負担もほとんどありません。そのため運動が苦手な方や時間がなかなか取れない方でも、無理なくインナーマッスルを活性化させることが可能です。

まとめ

梅雨時期の頭痛には、気圧や湿度といった気候的な要因だけでなく、姿勢の崩れやインナーマッスルの機能低下といった「身体の内側の問題」が深く関わっています。

特にストレートネックや猫背といった姿勢不良は、首肩への負担を増やし、慢性的な頭痛を引き起こす要因となります。単に痛みを一時的に抑えるのではなく、身体のバランスを整え、インナーマッスルをしっかりと働かせることが、根本的な解決につながるのです。

頭痛でお悩みの方、梅雨時期になると体調がすぐれない方は、ぜひ一度当院までご相談ください。私たちと一緒に、健康的で快適な毎日を目指しましょう!