目覚ましは鳴ったのに…なかなかスッキリ起きられないあなたへ
「ぐっすり寝たはずなのに、朝がつらい」
「起きた瞬間から体が重だるい」
「日中もボーッとして集中できない」
そんな朝の不調にお悩みではありませんか?
睡眠の質やストレスのせいかも…と思われがちですが、実は**“姿勢の悪さ”が根本原因**になっているケースも少なくありません。
とくに、デスクワークやスマホ使用が多い女性は、無意識のうちに姿勢が崩れ、呼吸や自律神経、睡眠にまで影響を及ぼしていることがあるのです。
姿勢が悪いと、呼吸も浅くなる?
長時間のパソコン作業やスマホ操作。気づいたら背中が丸まり、肩が前に入っていませんか?
このような猫背や巻き肩の姿勢は、胸まわりの筋肉を縮こませてしまい、深く呼吸することが難しくなります。
呼吸が浅くなると、体内に取り込める酸素の量が減り、自律神経のバランスが崩れやすくなります。その結果、夜しっかり眠っても、体がきちんと回復できず、朝のだるさや頭の重さにつながってしまうのです。
キーポイントは“インナーマッスル”
私たちの体には、表面の「アウターマッスル」と、体の奥深くにある「インナーマッスル」があります。
このインナーマッスルは、背骨を支える「多裂筋(たれつきん)」や、呼吸に欠かせない「横隔膜」などがあり、姿勢の維持や深い呼吸に大きく関わる重要な存在です。
しかし、長時間の座り姿勢や運動不足が続くと、このインナーマッスルがうまく働かなくなり、姿勢が崩れ、呼吸が浅くなり、体の緊張も抜けにくくなります。
結果として、睡眠の質が低下し、朝起きても疲れが抜けない・体が重いと感じるようになるのです。

呼吸・姿勢・睡眠はすべてつながっている
実は、体の中ではこのような“連鎖”が起きています
姿勢が悪くなる
↓
呼吸が浅くなる
↓
自律神経が乱れる
↓
睡眠の質が下がる
↓
朝スッキリ起きられない
この悪循環を断ち切るには、「寝方」や「寝具」ではなく、日中の姿勢と呼吸の深さに目を向けることが大切です。
今すぐできる!朝スッキリのための簡単ストレッチ
ここでは、寝る前や朝の目覚めにおすすめのやさしいストレッチを2つご紹介します。姿勢と呼吸を整え、インナーマッスルを活性化させることで、体のリズムを整えましょう。
● 胸ひらきストレッチ(呼吸を深める)
方法:
- 背筋を伸ばしてイスに座る
- 両手を背中側で組み、肩甲骨を寄せながら胸を開く
- 鼻から大きく息を吸い、口からゆっくり吐く(3〜5回)
ポイント:
胸が開くことで、横隔膜がしっかり動き、深い呼吸がしやすくなります。
肩こりの予防にも◎
● 腸腰筋ストレッチ(姿勢を整える)
方法:
- 片膝を床につき、反対側の足を前に出す(ランジ姿勢)
- 骨盤を立てたまま、上体をゆっくり前に倒す
- 太もものつけ根(腸腰筋)が伸びるのを感じながら、20秒キープ(左右交互)
ポイント:
反り腰にならないように、骨盤をまっすぐキープ。
デスクワークで固まりやすい股関節まわりにアプローチします。
当院のサポート:姿勢・呼吸・体の深部から整えるケア
当院では、「朝の目覚めがつらい」「日中体が重だるい」といったお悩みに対し、表面的な対症療法ではなく、根本からのアプローチを行っています。
◎ インナーマッスルトレーニング
正しい姿勢を無理なく保つための、深層筋トレーニングを行います。
運動が苦手な方でも安心して取り組めるプログラムです。
◎ ルート鍼治療(るーとしんちりょう)
体の奥深くにある「コリ」や「こわばり」を鍼で直接アプローチ。
自律神経の働きを整え、呼吸がラクになったと多くの方が実感されています。
まとめ:朝スッキリ起きるには、まず“姿勢の見直し”から
「朝がつらい」「疲れが取れない」といった小さなサインは、体からのSOSかもしれません。
姿勢と呼吸、そしてインナーマッスルは密接に関わっています。
毎日の生活の中で少しずつ意識することで、朝の目覚めは驚くほど変わっていきます。
「なんとなく調子が悪い」をそのままにせず、まずはお気軽にご相談ください。
あなたの“目覚めの質”を変えるお手伝いを、私たちがサポートします。